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何だろう
中央の男の人が、この版画のテーマ「節制」ですが、一体何をしているのでしょうか?
この節制というのは倹約ということではなく、節度を持って行動しなさいということだと思ってください。頭の上にある時計は、時間を守ることを意味します。左手(画面の右)に持っているのが、正しく見とおすための眼鏡。右手にひもを持っていますが、これは口にはめたクツワのものです。あまりおしゃべりはしないという意味でしょうか。右足が踏んでいるのは、実は風車の羽根。時の風=流行や風評に惑わされないということを意味しています。つまり、「時間を守り、余計なオシャベリはせず、時流に流されることなく、物事を正しくみる目を持って行動しよう。」 ということでしょうか。
絵の中に色々な意味が含まれていますが、こうした絵を寓意画。またその「絵の意味を研究すること」をイコノグラフィ=図像学といいます。