ペーテル・ブリューゲル

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ペーテル・ブリューゲル
Peter Brueghel 1525頃−1569

0901.jpeg (839 バイト)16世紀ネーデルランドを代表する画家。百姓出身という説や、農民の風俗などを描いた作品も多いことから「百姓ブリューゲル」といわれることもある。ボスの系譜をひく寓意・風刺画でも有名。この版画は「七つの美徳」の一葉で、彫りはフィリップ・ハレの手によるものと見られている。

この画面に見られるのは、七つの自由学芸(数学、音楽、修辞学、天文学、幾何学、文法、弁証法)をつかさどる「徳」とみなされている「節制」である。画面下のラテン語の記述には「快楽におぼれて金使いの荒い、みだらな人間とみられぬよう、またいやらしく生きることのないよう、良く注意すべきである」とある。

「節制」

1560年頃、銅版画、22.0x29.0cm、版上に銘

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なぜだろう?

この画面のどこかにブリューゲルが隠れていると言われていますが、どこだか、分かりますか?左の「音楽」描いた部分の下側。後ろを向いて絵を描いている人物が、そうです。それでは、なぜこの絵の中に自分の姿を入れたのでしょうか?

画面に描かれているのは先に述べたように七つの自由学芸です。この自由とは、「肉体からの自由」を意味します。ヨーロッパには、ギリシャ哲学の影響で、体を使わないで頭だけでできる数学や天文学、文法などのほうが、体をつかう職業(パン屋さんとか大工さんとか)より、優れていて、高等だという考えが伝統的にありました。

では、画家はどうなのか? 実は画家も長いこと職人の仕事(頭ではなくて手を使う)だと思われてきたのです。ブリューゲルは、「絵を描く画家の仕事も、単に手を使う職人仕事ではなく、頭を使って何かを創りあげているんだ。だから他の自由学芸と並べて描いてみよう。でも目立つとまずいから、後ろ向きで小さく描いたらどうだろう。」 こう思ったのではないでしょうか。


ブリューゲルは本当はどういう顔をしていたのでしょう?下がブリューゲルの自画像です。50歳になる前に亡くなったといわれていますが、なかなか風格がありますね。

自画像(ペン画)

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ブルーゲル略歴リンク

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