アントン・ウオータールー

カステリオーネ other03b.gif (540 バイト)

 

アントニー・ワテルロ(ウオータールー)
Antonie Waterloo c.1609- after1676

0901.jpeg (839 バイト)アムステルダムで活躍したオランダの風景版画家。郊外では、こうした森や小川がまだ残っていた当時の様子がわかり 面白い。なお、風景画が風景として独立したジャンルになるのは、この頃のオランダからのことです。

 
waterloo.jpg (42369 バイト)


樹木のある風景
Trees

1640年頃、Bartsch、エッチング、11.5x14.0cm、版上イニシャル

waterloo2.jpg (28123 バイト)

ハマートンの

画面左半分の再現実験

pencil.gif (136 バイト)銅版画の腐食再現実験
19世紀の英国の版画家で、また版画研究家でもあったハマートン(Phillip Gilbert Hamerton)という人が、版画を良く調べ、自分で再現するという実験を行っています。そして、この版画を作るのにどれだけ手間がかかったのか、その腐食の回数・時間を記録しています。興味深いので、ここにご紹介しましょう。

オランダ腐食液を使用     華氏90度

雲と遠景

樹の最も明るい部分

12

光のあたっている葉っぱの部分 30
樹の暗い部分 45
樹の幹と人物 55
前景 65

こうしてから最初の試し刷りを行い、版に黒いグランド液を塗る。明るい部分の影を付け加える。7-12分腐食。

2回目の試し刷り。ドライポイントで、明るい部分の影を何箇所か加える。

刷りに際し、手で版を拭く。そして、前景と一番近い樹の部分にインクを詰め直す。

これを見ると、描いては腐食し、またグランド液をかけという作業を6回も行っています。そして最後にドライポイント(直描き)で加筆し、またインクの詰めを工夫するなどエッチングも中々奥が深いのだと分かりますね。

参考:Etching & Etchers by Phillip Gilbert Hamerton 1876

ハマートンの再現実験 2 メリヨン版画の場合

home.gif (564 バイト)